支部長立候補のご挨拶

西地区2班
株式会社 東洋ハウス代表取締役  新井 浩二

私は、この2年間、公益社団法人として、消費者保護と人材育成を2本柱として、支部運営の整備と合理化を行ってまいりました。消費者の皆様が、安全・安心な取引が出来るよう、不動産取引相談所の運営と積極的な広報活動を行うと共に、会員の皆様の事業活動を支援するための情報提供や、教育研修活動を重点的に進めました。また、行政機関への積極的な協力、参画を行い、昨年4月、文京区の高齢者の方々の住宅確保を目的とした「文京すまいるプロジェクト」に参画し会員の皆様のご協力により多くの成約が上がっております。
1期目の重点施策とした「事業内容の選択と集中による効果的な事業運営」、「支部事業へ会員の参加の増加」、「支部運営の合理化による運営経費の収支均衡」の3点につきましては、役員の皆様のご尽力と会員の皆様のご協力により支部事業への会員参加数の増加や、支部予算の収支均衡の達成など順調に成果となっております。一方、社会に目を向けますと、マンションの杭工事の偽装や免振ゴムの偽装など、企業のコンプライアンスの問題がクローズアップされております。これに対し支部として真摯に取り組み、昨年12月に役員会においてコンプライアンスマニュアルを検討し、本年1月、会員の皆様に「文京区支部コンプライアンスマニュアル」を配布いたしました。今後ともより一層倫理的な組織文化を構築してまいります。
来期、私は公益社団法人として消費者保護と人材育成の2本柱を基本として、支部運営の整備と合理化をさらに進め、1期目に挙げた重点3施策を強力に推進します。また、行政機関への協力や参画をさらに深め、「文京すまいるプロジェクト」の充実、「文京区創業支援事業」に係る不動産情報の提供や、近年問題となっております空き家対策への組織的対応なども進めたいと思います。
また、今後業界を取り巻く社会環境はますます複雑化し、不動産取引の新業態の出現やTPP、民法改正など、新たな対応を求められます。このような諸問題に対して、会員の皆様に素早く情報提供を行い、新しい時代に一歩前進する支部運営を心がけて鋭意努力いたしますので、会員の皆様のご指導、ご協力を宜しくお願い申し上げます。