平成26-27年度 新役員による座談会【後編】

『支部の将来と青年会との連携強化を語る』

新井 それでは最後にお一人ずつ今後の支部の将来、青年会との連携についてご意見を伺って締めたいと思います。

川辺 支部の将来ですが、今後単独でいくのか、どこかと合同するのか、常に頭のどこかにあるのですが、会員にとってどちらが良いのか、難しいところです。今は文京区支部単独で頑張っていきますが、この先、一緒になったほうがいいとなれば、意地を張らずに判断しなければいけないと思っています。
青年会ですが、青年会の若い方に役員をどんどんやっていただいて、意見を出していただくのは非常に良いことだと思います。青年会とは密接に関係していきたいと思います。

―川辺副支部長「青年会とは密接に関係していきたい」―
小能 支部の将来については、支部長の3つの目標をクリアすれば明るいと思います。このうち、収支均衡が一番大事です。今後、他支部との統合とかあるでしょうが、そのときもお金を持っていなければ、文京区支部の意見も通りづらくなっていくのは間違いない。なるべくお金を使わないことです。何度も言いますが、事業委員長との連絡密にして、合理的な事業運営進めたいと思います。
私が青年会長のときに掲げた「支部と共に歩む青年会」を、その後も継承してくれていまして、支部に貢献してくださっています。若手を育てることは重要ですので、青年会をもっと発展させるよう、支部にはお力添えをお願いしたいと思います。

―佐藤消費者保護推進委員長 「東大留学生向けに対応を検討」―

佐藤 今日、支部で開催している不動産相談に東大国際部の方が2人でお見えになりました。現在仲介をお願いしている組織に外国人留学生に対するセクハラ発言があったり、対応が良くなかったりで困っているということでした。そこで良い話をいただきましたので、ご報告します。世間的に国立・私立とも大学は、一企業と専属的に付き合うことは難しいが、文京区支部のような公益団体とは付き合えるということで、「現在、貴協会に留学生を世話する組織がないか」と聞かれました。「今はありません。今後、文京区支部のなかで留学生に特化した重説や統一契約書を作成し、参加会員を募って対応することは可能なので、消費者保護推進委員会で検討します」と返答し、預かりました。今後、支部内で協議し、大学ともコンセンサスが取れれば、ビジネスにも繋がるし、大学・学生も安心して住まいが見つけられます。京都や神奈川ではそういう組織があるということで、今回、大学の方が資料をもって来られました。これを元に今後検討し、実現したいと思っています。
青年会ですが、どんな文化・組織にも流行(はやり)・廃すたりがあるものの、現在の青年会には20代、30代前半の若手はほとんどいません。今後拡大を図っていかないと、今は良くてもそのうち尻すぼみとなりますので、周囲にご理解いただく人がいましたら、加入をお勧めください。

小能 協同組合の目標に「新事業商品の開発」がありますが、今後利益を生むような商品開発をお願いします。協同組合には賦課金といって、事業を行うにあたって必要な資金を会員数で割って、これをご負担いただいていますが、利益がでる商品がありますと、この賦課金が下がっていきます。結果として他団体との競争力もついてきて、入会促進にもつながります。協同組合に出向される方には、ご提案いただける機会がありましたら、よろしくお願いします。

 入会促進対策として支部を代表して次の要望を出します。まず、①本部ホームページについて入会促進を中心とした形式にする、②入会手続きについて、本部と各支部での対応を統一す ることが入会者にとって分りやすく、最善の方法となる、③入会時の初期費用について、他団体と比較したとき負担額が大きいとの印象を与えていると思われるので、見直しも検討する。これからは本部委員会に出席して意見を述べ、より良い方向になるように、また、いい報告が出来るようにやっていきます。

中村 青年会としても新しい人材が欲しいところです。それはイコール、支部の人材獲得になると思います。また、会員数拡大を本部に任せるだけでなく、支部単独で出来ることがあればやっていきたいと思います。たとえば文京区で起業する人は文京区支部に入ってもらうよう勧誘するホームページにするなど、まず支部でやれることをやっていきましょう。

井上 支部の行事に新しい方がいかにして出ていただくか、新しい方と出会う機会を増やす事に今期少し力を入れたいと思います。新しいメンバーが一人でも増えることができたら良いと考えます。

新井 新人発掘ということですね。

―三浦情報委員長 「オリジナルプログラム作成を」―

三浦 ハトマークの不動産会社を介して賃貸契約を締結すると大家さんにメリットあるプログラムを作り、地元の大家さんや入居者の方々に「ハトマークの不動産会社を介するといいね」 言っていただけるような支部のオリジナルプログラムを作ることがいいと考えます。

新井 周辺企業、オーナーと連携をとっていこうという、大変示唆に富んだご意見です。

―渡辺研修委員長 「旧態依然の体質改善が大事」―

渡辺 旧態依然とした体質を改革していくことが大事だと思います。支部の中での青年会の力、ポジションは大きいと感じていますので、青年会に参加していただきたいと思います。

生川 青年会も若い人が少なくなってきて、危険な状態です。次代の経営者となる二世、三世の方が少なくなってきて、会社のスタッフの方に加入していただいて、何とか持ちこたえています。対策を考えなければなりません。

新井 皆様、ありがとうございました。諸先輩につくり上げていただいた支部、青年会も年齢構成が少しずつ上がってきています。何か組織的な動きをしていかなければなりません。先細りでは困ります。支部の中の輪を広げて、行事への参加者を増やして各社の事業の拡大へと繋がる良い循環を生み出すため、このような話し合いを機会にし、動きを加速していければと思います。これで閉会とさせていただきます。本日はご出席ありがとうございました。